ども、ねおかずやです。
昔使った英語の教科書を最近見つけました。
その中にとても愛くるしい動物が載っていたので調べてみることにしました。
というわけで今回は「カカポ」という動物を調べていきます。
他の可愛い鳥はこちら。
カカポとは?
へったくそな絵ですみません(笑)
別名フクロウオウム。
その名の通りオウムの仲間です。
フクロウオウムという名は顔がフクロウに似ていたからだそうですね。
ニュージーランドの固有種で世界で唯一飛べないオウムであり、一番体重が重いオウムでもあります。
体長は60cm、体重は3~4kgで太った丸っこい鳥です。
また寿命も長く60~90年近く生きるようです。
カカポはマオリ語で「夜のオウム」という意味です。
なのでこいつは夜行性です。
生態
夜行性であるため視覚ではなく嗅覚に頼って行動します。
なので嗅覚はかなり発達しておりこれにより食物である果実、種、花粉、樹液を見つけ出すことができます。
またカカポ自身に強い香りがあります。
その香りはいろいろなものに例えられますが、カカポ間の識別信号ではないかと考えられています。
飛べない割には木登りはできるようでどんな高い木でも登ることができます。
落下するときは翼をパラシュートのように広げ降りていきます。
翼は小さく柔らかいですが上記のような用途やあとは体のバランスを取ったり、身体を支えるぐらいにしか使いません。
飛行能力はないですがその代わりに足はかなり発達しています。
数キロメートルといった長距離を歩くことはできますし、短距離ならかなりの速度で走ることができます。すごいですね。
繁殖方法は「レック」という方法を取ります。
この方法は「レック」という競技場にオスが集まりメスを魅了しようとアピールします。
低い唸り声を出してアピールしますがこの行動は3~4か月続き体重の半分を消費します。
それでメスはオスたちのアピールを見てつがいになるオスを選ぶのです。
結婚するのにめっちゃ頑張っているカカポですが長寿であるため青春を楽しむ鳥でもあります。
生後9年から11年は繁殖行動をしません。
結婚もしないでフラフラするのでしょうね。
性格
好奇心旺盛で人懐っこいかわいらしい性格をしています。
人と出会うことを楽しんでいるようです。会いに行ってやりたいですね(笑)
また個体間によって豊かな個性があるようですね。
人見知りなカカポも中に入るのでしょうか。
数が減った理由
昔は100万匹いたようですが今では確認できるだけで100羽ぐらいしかいません。
なぜこんなに減ってしまったのでしょうか。
かつてのニュージーランド、数100万年前哺乳類はコウモリぐらいしかいない島でした。
そのためカカポを狙う敵もほとんどいなかったのです。
(捕食者でワシがいましたが隠れることで身を守ってました。)
陸生の哺乳類なんかいなかったので陸上生活に適応し、飛行能力が退化したと考えられています。
しかし1000年前にマオリ人が到着し、カカポを羽毛と皮膚を目当てに狩ります。
卵やひなはマオリ人が持ち込んだネズミによって食べられます。
そして後にヨーロッパ人が到着します。
彼らは猫などを持ち運びその動物たちによって捕食されます。
また人間の手で研究目的、コレクターのために捕獲されたりして減少に拍車がかかります。
そして1880年代にウサギを減らすためにイタチが放されますが、それによりカカポがさらに減少します。
カカポは自分の身を守る能力はありません。
というのも必要ありませんでしたので。
なので外敵が来たら隠れて待つことしかできません。
(先ほど書いたように在来の捕食者のワシには有効な手段でした。)
しかしカカポ自身香りがありますのでその香りでバレます。
簡単に見つかるんですね。
さすがに今では保護されていますね。
フクロウオウム保護計画により個体数の増加が目指されています。
人に恋したカカポ
悲しい過去を持つカカポですが、そんな悲しみを忘れたのかってぐらい人に懐くカカポ。
そしてとうとう人に恋するカカポまで現れました。
オスのカカポが人間に恋したようです。
他のメスより人間がいいのか…。
有名なのが「シロッコ」というカカポで人に対して求愛行動をとっています。
何やってんだシロッコくんと思いますが、保護しようとしている従業員に恋するカカポは少なくはないようです。
カカポを飼うのは実際問題無理ですが、保護する従業員になればカカポと戯れることができるのではないでしょうか。
もしかしたら恋に発展するかもしませんね。
まとめ
カカポの魅力が伝わったでしょうか。
とてもかわいらしい外見と性格でしたね。
一時期絶滅の危機でしたが今では数が少しながら増えているようです。
何とか絶滅は免れてほしいですね。
しかし人に恋するのかぁ。
人に恋するペンギンもいたけど飛べない鳥は人に恋することが多いのでしょうかね。
それと絵がひどいっすね(笑)