ども、ねおかずやです。
前にオオスカシバという蛾についての記事を書きました。

蛾の中でも可愛い外見でしょう。
今回は可愛いとは違って美しい蛾について調べてみたいと思います。
というわけで「オオミズアオ」について書いていきます。
オオミズアオとは
よく見る蛾の中では大きい方でしょう。
前翅の長さは80mm~120mmほどあります。
国内では九州から北海道にかけて生息し、国外では朝鮮半島、中国、ロシア南東部に生息しています。
平地から高原まで生息していますので結構生息域は広いですね。
ちなみに都心でも見られますのでもしかしたら見たことがある人は多いのではないでしょうか。
4~8月ごろに見られ冬は蛹で越冬します。
幼虫は毒をもってはいません。(なんか持ってそうな見た目してるけど。)
ブナ科やバラ科などといった広葉樹の葉を食べます。
桜の葉も食べるためにビル街でも見かけることがあるようですね。
綺麗な外見
オオミズアオの特徴といえば何と言ってもその美しい外見でしょう。
この絵は綺麗に見えないかもしれませんが(笑)
青白い大きな翅は蛾のイメージを覆すような美しさを持っています。
学名はギリシャ神話の月の女神であるアルテミスが由来となっています。
なので美しいという認識が昔からあったのでしょう。
短命
そんな美しい外見を持つオオミズアオですが成虫になったら1、2週間程度でお亡くなりになります。
というのも口が退化しているため食べることができないんですね。
なので幼虫の時に蓄えた養分で頑張って行動し、子孫を残そうとします。
まるで美人薄命を表したかのような蛾です。
桜と同じ儚い美しさを持っていますね。
これは特別なことではなくヤママユガ科の蛾のほとんどは成虫になったら口が退化します。
オオミズアオもヤママユガ科ですので例外ではありません。
なんでこんな作りになったんでしょうね。神様の気まぐれでしょうか。
オナガミズアオ?
オオミズアオに似たような蛾としてオナガミズアオという蛾がいます。
九州から北海道にかけて生息し、5~8月ごろに見られます。
同じヤママユガ科ですので成虫になったら口が退化します。
ぶっちゃけ外見はオオミズアオと同じようなもんです。
なので綺麗な蛾ですね。
一応何個か見分け方があるようですが差異は微妙だそうです。
前翅を下げ気味にして止まったりする点や触覚の色が違う、オオミズアオに比べて少し小さいという点などがあります。
が、例外があるらしく比較ポイントを総合して見分けなきゃいけないようです。
もう同じにしていいでしょ(笑)
なおオナガミズアオは準絶滅危惧種です。
一方でオオミズアオは儚いと言っておきながら絶滅危惧種に指定されていません。
可愛いのか
(これ私が撮った写真ですがオオミズアオじゃないってオチじゃないよね?)
美しいというのは十分わかりますがオオスカシバに対抗できる可愛さを持っているのでしょうか。
可愛い点と言えばまずはモフモフしているところでしょうか。
見た目モッフモフです。
そして何とも言えないような目ですね。
うーん。クリクリした可愛い目を持っていますね。
最後に触覚。
これは好みが分かれるでしょう。
気持ち悪いと思う人もいればウサギの耳みたいで可愛いじゃん!ってひともいるんじゃないでしょうか。
やっぱ可愛いな。
でも個人的には可愛いよりかは美しいと思う蛾です。
…虫嫌いな人からしたらこんなでかい蛾が止まっていたら恐怖でしょうね。
他の可愛い虫はこちら



まとめ
美しい外見を持ちながらも短命であるオオミズアオ。
もし見つけても捕まえることはやめましょうね。
ちなみにセミの成虫は1か月ぐらい生きます。
幼虫の時期を含めればかなり長いっすね。
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