ども、ねおかずやです。
先日出かけているときに変わったトンボを見ました。
まぁトンボ自体家の近くにはあまりいないので見る機会が少ないのですが。
そのトンボの正体が気になり調べてみることにしました。
ちなみにその写真。
あ、だめだ。ぼやけて分からねぇ(笑)
ズームしてみましょう。
かろうじて見えますね。よかった。
調べたらハグロトンボというらしいですね。
というわけで今回はハグロトンボについて記事です。
ハグロトンボとは
成虫で53~67mm。
5月から10月まで見ることができるトンボです。
特に7~8月によく見られます。
日本では本州、四国、九州で見ることができます。
名前の由来は「翅が黒い」から「羽黒(ハグロ)」かと思いましたが違いました。
昔結婚した女性が歯を黒く染める「お歯黒(オハグロ)」とハグロトンボの翅の色が似ていることが由来だそうです。
特徴的なのが先ほど触れましたがまず翅が黒いことですね。
私も翅が黒いトンボを初めてみましたので驚きました。
またトンボであるにもかかわらずホバリングをしないでチョウのように飛びます。
素早く飛ぶことはせず、舞うように飛びます。
確かにトンボのように飛んでませんでしたね。
なんかあまり覚えてないですけど(笑)
羽音が聞こえるようですが私の時は周りに人が結構いたせいか聞こえませんでしたね。
ちなみに留まるときは羽を立てたりします。
これもチョウと同じですね。
餌は小さな昆虫です。
こんなひらひら飛んで捕まえられるのでしょうかね。
メスは全身真っ黒ですがオスは胴体がエメラルドグリーンのような色(金緑色)となっています。
生態
平地から低山地の水草が茂る緩やかな川に生息します。
幼虫であるヤゴは夜から早朝にかけて水草にくっついて6~7月に羽化します。
羽化した後は薄暗い所を好むために川を離れて林の中で生活します。
しかしそれは若い時であって、成熟すると川に戻り水辺の石や植物でなわばりを張ります。
そして交尾をはじめメスは水中植物に産卵します。
じゃあ私が川で見たハグロトンボは成熟した個体だったのですね。
あそこに飛んでたのみんな大人かぁ。
神様トンボ?
実はこのトンボ、地域によっては神様トンボと言われているそうですね。
黒いので不吉な虫かと思いきやその逆でしたか。失礼しました。
なぜそう呼ばれているのか、それには様々な説があります。
そのうちの一つの説ですが留まっているときに翅を閉じたり開けたりします。
開けるときは水平ですが閉じるときはチョウと同じように翅を立てた状態になります。
で、その開閉動作が人の手を合わせて祈る動作に似ているために神様トンボと名づけられました。
また別の説ではお盆の時期によく見られ、ユラユラと黒い翅で飛ぶ姿からご先祖様の魂を運ぶ存在としてして神様トンボと名づけられた説もあります。
またはご先祖様の魂が姿を変えたものと信じられてきたという説もあります。
こっちの方が私は好きですね。
黒い翅やその飛ぶ姿に神秘性を感じられているようです。
またトンボ自体縁起が良い虫とされています。
その点はテントウムシと同じですね。
トンボは後退することなく前に進む虫であるために「勝ち虫」として武士に好まれました。
勝利を呼ぶ虫として兜や甲冑にトンボをモチーフとしたものが多かったようです。
ちなみにアメリカのインディアンでもトンボは好まれています。
彼らも同じようにトンボの前に進む姿から勇気の象徴として認識しています。
逆に西洋では悪い虫とされていますね。
魔女の使いやら悪魔的な存在とか言われています。
まとめ
好奇心で調べたハグロトンボでしたがまさかの神様トンボだとは思いませんでした。
それ知ってから改めて見てみると確かに神秘的なもの感じてきます。
うーん。それにしても彼らの前に進む姿は見習いたいものです。