ども、ねおかずやです。
ツクールでゲーム制作していると必ずやることがエンディングを作ることです。
エンディングが短ろうと長かろうと何か特別なことがない限り作らなきゃいけないものです。
そこで考えることがエンディングをマルチエンドにするべきか、ということですね。
今回はマルチエンディングのメリットとデメリットについて考えていきます。
ツクールって何?って方はこちらへどうぞ
目次
マルチエンディングとは
マルチエンディングとはその名の通り複数のエンディングが用意されていることです。
例えば勇者が魔王を倒すストーリーがあるとします。
普通でしたら魔王を倒して世界が平和になってハッピーエンドで終わりですね。
しかしマルチエンディングがある場合ですとそのハッピーエンド以外のエンディングがあるのです。
負けて世界が魔王に支配されるエンディングとか勇者が黒幕であることがわかるエンディングだったとか…。
とまぁちょっと説明してみましたがマルチエンディングについては知っている方はおそらく多いですよね。
導入するメリット
ではマルチエンディングを導入することで何か効果はあるのでしょうか。
考えてみましょう。
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プレイヤーが長く遊んでくれる
一番のメリットはプレイヤーが長く遊んでくれることじゃないでしょうか。
例えば「このゲームはエンディングが3つあります」と書かれてあったとします。
またスタッフロールの最後に「ノーマルエンド」と出るという例でもいいですね。
すると「他のエンディングはどうなのだろうか」と興味を持ってもう一度プレイ(周回プレイ)してくれることが期待できます。
ゲームによってはエンディングの条件がわからないものがあります。
その条件を探しながら遊ぶ楽しみができることも期待できますね。
ストーリー性が増す
またストーリー性が増してくるという効果があるのではないでしょうか。
複数のエンディングがあるということは複数の物語に分かれることです。
エンディングAでは語られなかった場面がエンディングBで明らかになり、エンディングCですべての伏線が回収される…。
複数のエンディングが重なることでストーリーに重みがつくというのでしょうかね。
プレイヤーが真剣に物語を考えてくれる
そして最後にプレイヤーが物語に対して真剣に考えてくれるメリットです。
マルチエンドと分かる場合イベントで選択肢が度々出て来ればプレイヤーは警戒します。
自分の選択で話が分かれエンディングが変わるのですから適当に選択する方は少ないでしょう。
となれば真面目に物語を追ってくれるのでだんだんと物語にのめり込んでくれるのではないでしょうか。
導入するデメリット
では逆にどのようなデメリットがあるのでしょうか。
嫌がる人がいる
まず第一に嫌がるプレイヤーがいるということです。
特にバッドエンドが嫌いな方は見たくないという理由でマルチエンドがあるゲームを避けることがあるようです。
一生懸命育てたキャラクターが最後に悲しい結末を迎えていくのは見たくないですよね。
このように万人が受けてくれるわけでないので多くの人に遊んでもらいたいのなら大きなデメリットになります。
プレイヤーに手間をかけさせる可能性
次にプレイヤーに手間をかけさせるという点です。
例えばエンディングが変わる条件が好感度システムだとします。
AというキャラではなくBというキャラの好感度を最大にするには最初からやらないといけない…。
要は周回プレイしなければいけない場合ですね。
メリットでは長く遊んでくれるということで書きましたが、プレイヤーによっては作業に感じる方もいます。
クリアに要する時間が10時間だとしたら…また10時間プレイしなきゃいけません。
対策としては作業と感じさせないようにストーリーが途中で大きく変わるようにする。
または何度もやりたくなるような面白いゲームシステム、ストーリーにしなければなりません。
周回プレイさせないということならば分岐条件をラストに用意するということも良いですね。
製作者の力量がないといけない
そして最後には製作者の力量が試されることです。
マルチエンドのくせにあまりエンディングが変わらないなんてあったらたまったもんじゃありません。
プレイヤーが驚く、納得がいくエンディングをそれぞれ作らねばなりません。
マルチエンドにする意味がないと思われたらもう終わりですよね。
製作側はそれを考え、そうなる理由(フラグ)を用意することが必要です。
ぶっちゃけめんどくさくなります。
好きな人が多いのか
デメリットでマルチエンドを嫌がるプレイヤーがいるということを書きました。
と思ってみたら好きな人は多いようです。
上記の記事によると約65%の人は好きと答えたようです。
ムムム…。なんとも微妙な数字だ。
8割超えていたらデメリットから外せたのですが…。
まぁ単純に好きな人が多いのでマルチエンドを検討している場合は入れた方が良いということでしょうかね。
では導入するとしたら何を考えるべきでしょうか。
続きはこちらの記事で。